「Iron Man」
監督:ジョン・ファヴロー
2008年/アメリカ/125分

★★★★
いやー、ロバート・ダウニー・Jr.がおバカでいいね! すごくいい!
そして、私の大好きな「手作り」がふんだんにある!! すばらしい!!
「工場見学」とか「なにをつくってるんでしょうか」みたいなものとか大好きなんです。ものができていく過程って、すごく楽しいよね。わくわくします。
「バットマン・ビギンズ」もそうでしたけども、「何かしら努力してヒーローになった人」のほうが好きなんですよ。ウェインは闇組織で体をむっきむきにして武道を身に着けているし、トニーさんは自分でスーツを作るでしょ。
薬を打ったりしてむっきむき(ハルク)とか、どっかからか現れた高性能スーツですごいことができるとか(パーマンみたいな感じ)、そういうのはいやなんですよね。「自力」っていうのが大事な要素です。
棚ぼたラッキーなヒーローより愛着わきます。
洞窟の中でトントン・カチカチやってさー、すごく不格好な「アイアンマンの原型」を作るんだけど、目のところが開いてて、「そこ狙われたらどうすんのー!」って不安にさせてくれるところがすてき! マシンガンとかバズーカとかでどんどん撃たれるけどへっちゃら! いい!
空を飛んでいる場面についてはまったくいらないと思っていたんですけど、ちゃんと必要な要素として組み込まれていたので納得しました。カーチェイスもそうだけど、乗り物に乗ってビュンビュンしたりギュンギュンしたりすることに全然興奮できないので、ハイテンションで空を飛ばれてもなあ…。とか思っていたんですよ。
3部作の1作目としては申し分ない、アメコミ原作映画としてもものすごくしっかりしている、なによりロバート・ダウニー・Jr.がイイ、というわけで、オススメします。
コレを観た後にほかのアベンジャーズシリーズ作を観ると、なんとも見劣りしますね…。ワタシ、最後にしてよかったと思ったよ。
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日:2010-12-22
「Iron Man 2」
監督:ジョン・ファヴロー
2010年/アメリカ/124分

★★★
2作目はローズがテレンス・ハワードからドン・チードルになりました。これもうほんとうに残念。ロバート・ダウニー・Jr.とドン・チードル、並べるとどうもちぐはぐな感じがするんですよ、ビジュアル的にね。
「アイアンマン」で「これを着るのは次の機会にしよう」なんて言ってたローズ中佐、言ってたとおりスーツを着ることになるというお話。ときにトニーさんをしかりつけ、ときに敵将イワン(ミッキー・ローク)にあやつられ、ときにトニーさんと共闘する。
今回のローズは顔が濃すぎるし、何よりまじめすぎる。
前作では軽口も叩いたりしていたけど、今回はものっすごいまじめなんです。ずーっとまじめ。いや、前作だってまじめだったけれど、ドン・チードルの顔でやられると深刻さが増すんですよね。映画全体に流れている緩い空気に、その深刻さが合わないように思いました。
ただ、ドン・チードルは
「アベンジャーズ」にも出演が決定していますので、おおむね評価は良かったのだと思います。なんですか、出演なくなったねですか。そうですか。「アイアンマン3」にはそのまま出演するのだろうな。
全体的に「アベンジャーズ」が香っています。もう、ビンビンに意識していて、「S.H.I.E.L.D.」の皆様がガツガツ出てくる。ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)もめっちゃ出てくる。
アーク・リアクターを使うことで体を害しているトニーさんが、会社をペッパー(グウィネス・パルトロウ)に譲り、自暴自棄になったりしますが、いまいちトニーさんの心をつかめない。最終的に体の毒素が80%くらになってた気がするけど、それってリアクターのコア素材を変えたくらいですぐよくなるものなのか? ニックが打った薬だって一時的なものだとか言ってたけど…。
前作に比べてスケールは大きくなっているし、ヴィラン役のミッキー・ロークは
見た目にまったく合わない理系キャラとして存在感だけはあったし、意気込みは感じられるのですが、正直なところあまりおもしろくなかった。
うじうじしてるトニーさん見てても楽しくないんですよね。女たらしキャラも胸にリアクター付いちゃったせいで影を潜めてしまっているし、笑いどころが減ってまじめ成分が増えちゃったのが残念。
それでも次作には期待したいし、今度は劇場で観ようと思います。
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
発売日:2011-05-27